アパートの建物以外にスペースが余っていれば、その部分は駐輪スペースや駐車スペースになっていることが多いです。自家用車を所持していれば、住まいのすぐ近くに駐車場を借りることは必須となりますが、アパートに駐車場がついていれば部屋探しとは別に駐車場探しを行う必要もありません。駐車場付きの物件であれば、部屋の契約と同時に駐車場を借りることも出来るケースがほとんどですから、手間が１つ省けるというものです。
駐車場付きのアパートは都市部に近いほど見つけづらいものになっています。そもそもがアパートの建物部分が敷地いっぱいになっていることが多いからです。そして、都市部であればあるほど、駐車場一台分のスペースがアパートそのもの並みの価格であることが多いでしょう。例えば、東京都の「代々木」という場所では、6万から7万で単身者むけアパートを探すことが出来ますが、車一台分の駐車場も同じくらいの賃料となっています。部屋をふたつ借りるのと同じような予算規模になってしまうのです。一方、都心から一時間も下れば6畳のアパートと駐車場がセットで5万円台という物件が沢山出てきます。「駐車場」は、アパートそのものの家賃よりも「立地」による価格差が顕著なのです。
もし自家用車を所持した状態でアパートを探さなければいけないときは、まずは都市部からある程度離れた場所を検討するのがよいでしょう。駐車場単体とアパート単体、つまり別々に物件を探すよりも、駐車場が付いたアパートを探す方が割安になることがほとんどです。少し条件が狭まってしまいますが、アパート探しに時間がある場合はそのようにした方が後々良い結果となるでしょう。また、住居と駐車場が離れているということは案外不便かもしれません。100メートルも離れてしまえば結構遠く感じますし、大きな荷物を運ぶ際などは一度車を住居のそばに寄せる必要もあります。当たり前だと感じられるかもしれませんが、住居と駐車場は近いにこしたことはないのです。また、自分の車が普段見えない場所にとまっているということは若干不安を招くことになるかもしれません。大切な愛車であれば近くに置いておくのが最良の選択であるといえるでしょう。アパートの駐車場のタイプですが、ガレージタイプのものは少ないでしょう。屋根が付いているものも稀です。舗装されているものは多分にありますが、砂利の駐車場も多いでしょう。
また、入居するときは自家用車がなかったとしても、暮らしていくうちに購入した場合も当然あとから駐車場が必要となります。ゆくゆくは車を買いたいと考えているのであれば、駐車場付きのアパート前提で部屋探しをした方がいいでしょう。近隣に月極め駐車場があったとしても、状況によっては違う設備になったりするものです。対して、アパートなどの物件に備え付けの駐車場がなくなってしまうということはまず考えられませんから、安心して停めておくことができるのです。