メインイメージ

アパートでよくあるトラブル

アパートで暮らすと、アパートならではのトラブルに遭遇してしまうことがよくあります。生活の中でのトラブルは、解決するまで快適な暮らしを妨げるものとなります。「逃げ込む場所」がありませんし、そのトラブルが物件ならではのものである場合、転居しない限りは解決出来ないという最悪の事態にもなりかねません。アパートで暮らす前に、その物件の「特性」を把握し、自分のライフスタイルにあっているのかを考える必要があるのです。アパートの「特性」は物件によって様々です。材質や構造、そして設備などをあらかじめリサーチしておいて、自分が生活するうえで支障になることはないかなどを検討しておくことが大切です。
まず、アパートは木造であることが多いです。木造であっても強度に不安があるような物件は今は少なく、マンションと比べても耐震性、耐火性などを心配する必要はありませんが、「震動」に関しては鉄筋コンクリートのマンションよりも顕著に伝わるものです。また、階と階の間の広さもマンションと比較すると一般住宅に近く、天井のすぐ上が上の階の部屋ということもしばしば見られます。このような物件では、ただ生活しているだけで足音や扉を閉める音などが振動と共に伝わるものです。これは防ぎようがありませんし、ある程度お互いの了解の上で暮らしていく必要があります。同じアパートに暮らしている者として、互いに配慮することも必要ですし、もし気になりすぎるようであればクレームとしてではなく「相談」として、住民間、或いは管理会社なども交えて解決していくことになります。ですが、いくら協議したとしてもアパートの構造が変わるわけではありませんし、事象自体が無くなるわけではありません。震動を顕著に伝えてしまう物件に暮らすということは、そのようなことを飲みこんで、配慮しながら暮らすということです。
また、単身者向けのアパートなどでは「ガス」がひかれていないことがよくあります。電気・水道のみで生活をすることになります。このような物件では、「お湯」が出る仕組みが一般的な住宅と少し違います。ガスがありませんから、水道からお湯を出すのも「電気」の力を頼ることになります。このような物件では、お湯にするための水をタンクに貯めておき、夜間の安い電力を用いてお湯にしていることが多いです。そして日中はその貯められているお湯を使うというわけです。このような物件では、その日に蓄積されているお湯を使い切ってしまうと、次の日までお湯が出ません。日中の電力では温めないことになっている場合が多く、ひと晩待たないとお湯が出ないのです。通常、そのような物件では一人の人が一日に使用する分だけのお湯は貯められているものですから、普通に暮らしていれば使いきるということはないのですが、例えば夜中に停電してしまった場合や、複数人が集まって多めに使用した場合など、不足の事態は考えられます。そのような時でもひと晩待つ必要はありますから、お湯がでなくなってしまった時のことを考えて、近くに銭湯などを見つけておくとよいでしょう。
これらのトラブルはマンションでもあり得ることではありますが、管理・維持をコストカットしているアパートでは比較的多くみられるトラブルです。物件を検討する際、必ず押さえておきたいポイントとなります。

Copyright© アパート暮らしの日々 All Rights Reserved.