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アパートの立地を考える

アパートを検討する際、その立地は最も重要視しなければいけない要素となります。通勤や通学のためには毎日駅に通う必要もあるでしょうし、駅までの所要時間によってライフサイクルも左右されるものです。そして日々の買い物をする場所、メインバンクにしている銀行が近くにあるか、治安はどうかなど、気になることはいくらでも出てくるものです。都市部に暮らしている方、またはこれから都市部に移る方は、まず「駅からの距離」が気になるところでしょう。だいたい「徒歩」で毎日通うことができる目安は、「徒歩15分」ほどと考えてもいいでしょう。それ以上の距離は、自転車がバスを検討した方がいいと思われます。むしろ、徒歩15分の場所よりも、「徒歩では20分だけとバス停が近い」という物件の方が駅までの所要時間が結果的に短くなることも多いです。ですから、駅からの距離だけではなくバス停があるかどうか、そのバスの最終は何時か、などを調べておくといいでしょう。駅からの距離はまずもっとも生活に密接した条件となります。これは家賃に対してダイレクトに作用する条件でもあります。駅から近ければ家賃は高く、遠ければ安くなる傾向があります。
そして、次に気にしたいのが近隣にコンビニなどの小売店があるかどうかです。生活に必要なものやちょっとした買い出しなどに使える店舗が近くにあるかどうかということは、生活するうえで非常に重要な項目となります。ちょっとした買い物のために30分も歩いたりするのではとても不便ですし、いきなり電球がきれてしまった、トイレットペーパーがなくなった、などということは結構頻繁に起こることです。そのようなことを想定して、近隣の店舗をあらかじめ調べておくことは必要でしょう。都市部でも住宅街によっては店舗が結構遠いというケースはあります。自転車があれば買い物が出来る程度なのか、それともバスや車でなければいけないのか、その点はよく見極めたいところです。
また、都市部では幹線道路に近い住宅街なども数多くあります。そのような立地の場合、場所によっては大型自動車が通る度に地震のように揺れたり、同時に騒音が気になってしまうところもあります。どの程度で生活に支障が出るのかは人によって違いますが、いったん気になってしまうとその後もずっと気になるものです。今の生活環境がとても静かなものである場合、その状況は致命的なものであることも考えられます。ただ、震度や騒音が悪条件となって家賃がかなり低く抑えられていることも多いですから、「別に気にならない」という方は、間取りや駅からの距離など、他の条件面において有利な賃貸契約を結ぶこともできるでしょう。そのような「環境」は、人によって許容範囲も様々ですし、その物件の他の「価値」とてらしあわせると我慢できたりするものでもあります。自分にとってなにが快適で、何が譲れない条件なのか、よく考えながら検討したほうがいいでしょう。

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