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アパートの隣人との関係とは

アパートやマンションなどの集合住宅では、必ず同じ物件に住む「隣人」がいるものです。誰もがそれぞれの生活を送っていて、それぞれの事情とそれぞれのプライバシーがあります。社交的な人もいればそうでない人もいるものです。価値観も異なりますし、生活のサイクルも違うものです。そのような中で、無理やりコミュニケーションをとろうとする風潮は最近では減ってきたように感じられます同じ階の住人でも一度も顔を合わせたことがないというケースも珍しくはなくなってきました。
ですが、「どのような人が住んでいるのかわからない」という状態はあまり気味のいいものではありません。入所者同士が唯一自然にコミュニケーションが取れるタイミングは、「入居時」です。引っ越してきた際の「挨拶」であれば、自然に訪ねることが出来ますから、もし可能であれば実践してみましょう。
そのようにして見知ったとしても、生活していく中で迷惑をかけるようなことが合ってはいけません。アパート、そしてマンションの入居者同士のトラブルに最も多いのは「騒音」によるものです。騒音といってもそのレベルは様々です。実際はただの足音、扉の開け閉めなどの生活する上でやむを得ない音が「騒音」として苦情を招くこともあります。そのようなケースに発展してしまうのは、「相手を知らない」ということが理由としては一番多いです。突然入居してきて、それまでは静かだったのにいきなりうるさい、となれば心象はあまり良いものではありません。それが相手を知っていると、なんとなく許してしまうのですから、不思議なものです。アパートやマンションでのクレームは、最近では直接相手に伝えることは少なくなってきているようです。集合住宅内での隣人同士の事件などが頻発したことがありましたが、そのようなトラブルを避けるために、管理会社経由でクレームを伝えることが多いでしょう。すると受け手側も「誰」から言われたと考えることなく、純粋に事実を受け止めることが出来るものなのです。
また、入居してからクレームを受けるのではくなく、逆に相手にクレームを伝えるときも注意が必要です。先方に特に悪意がない場合、つまり「わざと」ではない場合、ただの生活音が漏れているだけである可能性が非常に高いのです。そうなると、逆にこちらの「音」も相手に漏れている可能性があります。アパートはマンションに比べて壁も薄く、また上下の階での震動の伝わりも顕著であることが考えられますから、一方的に伝えるのではなく、まずは管理会社などに確認して他の部屋でも同様のことが起きていないかなどを確認したいものです。ですから、何にしてもいきなり相手の元に押し掛けるのではなく、まずは状況を確認するのが賢明でしょう。お互い同様に感じていた場合、そのクレームをきっかけにして重大なトラブルに発展してしまう可能性もあるのです。刑事事件にまではならないものの、その先その場所で暮らしていくことかなり気まずくなってしまうのではないでしょうか。

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