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アパートの間取りを考える

アパート探しの際にまず前提になるのが「間取り」です。単身者、2人、ファミリーと、構成人数によって必要な間取りは変わってくるものです。単身者の場合はいわゆる「ワンルーム」で十分だといえるでしょう。しかし、同じワンルームでもその広さで居住環境は大きく変わるものです。
まず、一般的なひとり暮らしでも「6畳」はあったほうがよいとされています。6畳程度の広さでも、「寝具」の設置の仕方によっては手狭になったりするものです。ロフトベッドやソファーベッドなどで工夫すると、広く使用することが出来るでしょう。そしてこの「6畳」のラインを下回ってしまうと、どのような工夫をしても手狭に感じることが多いです。テレビはあるのか、パソコン、その他の家具はどうなのかということも大きく関係してくるのですが、5畳クラスはあまりものを持ちこめないと考えた方がいいでしょう。そのかわり、家賃は大幅に抑えることが出来ます。
希望している地域で、予算内に理想的な間取りの物件がなかった場合、思い切って都心から離れるということも有効な選択肢です。都心から電車で15分のところと、都心から電車で1時間のところでは、同じ予算で広さが「倍違う」こともあります。手持ちの荷物が多かったり、どうしても6畳クラスでは息が詰まってしまうという方は、思い切って都心から離れた場所に住むのもいいのではないでしょうか。職場や学校がどこにあるのかにもよりますが、馴れてしまえば都心から遠くても全く不便しません。むしろ都下の方が居住環境が整っている場合も多く、都会の喧騒から離れた場所で暮らすことも出来ますから、日々の休息や休日が充実したものになるかもしれません。
「間取り」は暮らしていく上で大前提となる条件です。キッチンは部屋とどのように分離しているのか、冷蔵庫は置けるかどうか、洗濯機はおけるかどうかなどは、事前に確認しておかなければその後の生活が大きく変わってしまうことになります。まず、冷蔵庫が置けないとなると当然ながら冷蔵保存しなければいけない食材は備蓄することができません。飲料水や、氷類なども一切備蓄することができません。これは致命的に「不便」だと考えられます。食材を備蓄出来ないということは、外食か一食分の食事を毎回購入しなければいけません。これでは経済的にも負担になります。そして洗濯機が置けない間取りは、洗濯はコインランドリーで行うしかないということになります。近くにコインランドリーがない場合、致命的です。洗濯は日々行うものですから、コインランドリーが遠くにある場合、ライフサイクルに相当な影響と、時間の浪費になってしまいます。
このように、生活するために必要な間取りがあります。そして間取りは家賃の主な構成要素といってもいいでしょう。人によって必要な広さは様々ですし、全く自炊しない場合は炊飯器などは不要かもしれません。自分がどのように暮らしていくのかをうまくイメージすることで、最適な間取りを見つけましょう。

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