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賃貸営業マンのアパートのすすめ方

実際にアパートを探す際、インターネットや不動産事業者の店頭で資料を見るだけではなかなかイメージが湧かないものです。よくある賃貸業者、不動産仲介業者は、「内見」を兼ねて案内してくれるところがほとんどです。移動も仲介業者の車を用いる場合が多いでしょう。内見をする場合は、一度に複数個所の物件を見学することもよくあります。その際は、希望条件に合う物件を1つずつ順番に見ていくことになります。
この際、同行してくれる仲介業者の人は間違いなく「営業マン」です。賃貸契約を成約させることを仕事としている方々です。ですから、当然ながら「営業」されることになります。安心したいのは、賃貸契約は継続性のある契約ですし、契約したあとも同じ仲介業者が物件の「管理」をしていることが殆どです。事実と異なるような説明をさせることはまずありません。賃貸営業マンの営業の手法としては、「今借りないと他の人が契約してしまう」という締め切りトークが多いものです。そのトークの中には「先日違う人をこの部屋に案内して、今検討している」などという具体的なものも多いです。また、巧妙な手段としては敢えて見学の候補にすでに成約が決まってしまった物件を織り込み、見学中に電話で「決まってしまった!」という「演出」を行うこともあります。それが事実であれ、嘘であれ、どんな仲介業者でも等しくそのような「締め切りトーク」しか武器がありません。あとは顧客の条件に合う物件を見つけることができるかどうかということになります。
部屋を探す「シーズン」が、いわゆる引っ越しシーズンと重なってしまうと、この「他の人が契約してしまった」ということは起こりえます。「部屋探し」のシーズンは年明けから3月にかけて、と決まっていて、就職や進学などで新天地に移る方が部屋を探していることになります。特に単身者向けの賃貸物件では、本当に争奪戦になることもあるのです。ですから営業マンの「取られてしまいますよ」というトークはあながち嘘ではありません。ですが、それでも自分が希望している条件に妥協する必要はありません。
物件を検討する際、気に成ることは沢山あります。周辺の環境や実際の部屋のキレイさ、同じ物件に住む住人の特性、そしてなにより「害虫」が出ないかどうかです。この「害虫」に関しては、営業マンは必ずと言っていいほど「ウソ」をつきます。住居に出没することの多い”あの”害虫に関して「出ますか?」と質問をしてみると、必ずと言っていいほど「見たこともないです」とか「今お住まいのところは出るんですか?めずらしいな」などというニュアンスのことを言うものです。ですが、実際はどんな物件でも出ます。まず間違いなく害虫が出るであろう物件は、「飲食店の2階」などです。どんなに清潔な状態を保っていても、飲食店では毎日生ごみが出るものですから、害虫の発生は避けられないのです。
物件を見学する際、注意ぶかく営業マンを見ていると、部屋の扉を空ける前に扉を少し開け、時には頭だけを中に入れ、内部の確認をする様子が見られるでしょう。それは中に害虫がいないかどうかを確認していると考えて間違いありません。ですから、害虫が出ないかどうかは周辺環境などを判断して自分で見極めるしかないのです。

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